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「イエ〜イ! ピッコリーノ淳子こと戸川淳子15歳で〜す。好きな四文字熟語は『相思相愛』でどうかよろしくお願いしま〜す」 |
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「やべ、開始早々コイツ逝っちまってるよ。いっそ殺す?」 |
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「それはさすがにマズイから却下。無視して続けよう。石川直美です。」 |
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「椿美咲です」 |
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「新城忍です」 |
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「上原絵梨果です」 |
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「はぁぁ、憂鬱。小野智里です」 |
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「さて、今回は第二回オリバトキャラ座談会ということで、私達女子主流派仲良しグループ六人組が、ここのオリバトについて語っていきたいと思いま〜す。
さあ直美、今回のお題はなに?」 |
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「今回は前回よりも一歩先に進んで、私達キャラクターが生まれた経緯等を中心に、オリバトキャラ考察編が主題だってさ」 |
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「よく分かってるぅ! さすが私の相方。もぉ大好きだよぉ、キスしよキス!」 |
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(迫る淳子を精一杯手で止めながら)
「よ、よしてよ淳子!」 |
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「キモイよ淳子」 |
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「相変わらずキツイね、智里」 |
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「ねぇ、さっさと話題進めない? 話全然終わらないよ」 |
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「そだね。じゃあ容姿とかの話題は後回しにして、とりあえずキャラクターの設定段階のこととかから話そうか。反対意見が無いならそれでいくよ。良い?」 |
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「あいよ」 |
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「じゃあ、あたしから知ってること話すね。
まず登場する生徒の人数だけど、今作は登場生徒46人という、かなりの大人数になってるよね。なんでそうなったと思う?」 |
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「さあ、なんで」 |
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「バトルロワイアル原作は、登場する生徒の数は42人だったでしょ。で、若丸はオリバトを書くなら、原作以上の生徒数で戦わせたいと、ただ単純にそう思ったんだってさ。それで46人という大人数になったわけ」 |
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「でも数が多いと設定を考えるだけでも大変なんじゃない?」 |
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「それはそうでもなかったらしいよ。このサイト作るよりもかなり前から、ある程度構想は練ってたみたいだし。
特に個性が強いキャラクターなんかは、尚更苦労することなく生み出せたんだってさ」 |
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「個性が強いキャラって……例えば、淳子とか?」 |
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「なんで私なのよ!」 |
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「いや、淳子も入ってるよ。それに、携帯メール女、森文代とか、何時でも何処でも眠っちゃう男、福本修とか。その辺りは結構容易に生み出せたんだってさ。」 |
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「個性が強いキャラって、後々動かしやすいし、ある意味重要キャラだよね」 |
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「ああそうだ、忍、アンタも入ってるよ。考えてみな、格闘少女って実際はそこらにいるような人じゃないでしょ」 |
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「うっ」 |
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「やっぱりさ、男女を混合させて戦わせると、どうしても体力的な面で男子が優っちゃうじゃない。だから逆に、女子の中にも男子を超えるキャラが欲しかったんだって。そこでアンタを考え付いたんだってさ」 |
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「じゃあさ、それとは逆に設定の薄いキャラクターたちは?」 |
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「はっきり言うとただの数合わせ。とは言っても、そんなキャラクターはほとんどいなかったけどね。皆物語に何らかの影響は与えてくれてるし。あえて一名挙げるとしたら若松君ぐらいじゃない?」 |
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「出てきた瞬間に、ブスッと刺されて、一言も喋らず死んだよね彼。可哀想に」 |
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「主要キャラはどうやって組み立てていったの?」 |
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「主要キャラかぁ。まず主人公名城君のグループ四人が生まれた理由についてだけど、それも原作との違いを出すためだったというのが正解かな。
原作は七原と典子の恋愛面が主体として描かれているように感じた若丸は、それとは違ったもの、友情メインで書こうと思ったんだってさ。そこで、主人公と、その仲間達三人を生み出した」 |
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「そんな裏話が…」 |
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「ま、そういう風に、色々な考えが集結して、主人公グループ以外にも、剣崎君と忍の格闘ペアとか、ジェノサイダー達とかも生み出されていって、気がつけば46人というキャラクターの列が成立してたんだってさ」 |
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「アンタ今説明が面倒くさくなってきたから、かなり説明ハショッたでしょ」 |
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「だってぇ、46人全員分説明してたら、キリがないでしょ。だからもう今回はこのぐらいで良いんじゃない」 |
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「あんまり説明が長くなっても眠くなってくるしね。次いこ、次」 |
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「(こいつら……)」 |
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「じゃあ、次はキャラクターデザインについてで良い?」 |
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「待ってましたぁ! ここから先は私が数々の情報を握ってるわ!」 |
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「それじゃあ聞こうかな。キャラクター46人のデザインって、結構大変だったんじゃない?」 |
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「ううん、そうでもなかったみたい。先ほど話してたキャラクター設定考察の段階で、その容姿とかも大分頭の中に出来上がってたらしいし。
それに……」 |
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「それに?」 |
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「ここから先は、このサイト上ではじめて話すことだけど、若丸にはある強力な武器があったのよ。この下を見て」 |
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「なにこれ?」 |
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「顔帳」 |
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「なんだそりゃ?」 |
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「昔、受験生だった頃の若丸は、机の上で勉強してたら、どうしても眠くなっちゃう癖があったのよ。だけど、こうやって何かの絵を描いてたら眠気が取れたんだって。だからそうして、勉強と絵描きを交互に繰り返してるうちに、ノートの中にはとんでもない量の人の顔が出来ちゃったってワケ。
あ、もちろん人の顔ばっかり描いてた訳じゃないよ。顔帳は数ある落書きノートの内の一冊に過ぎないんだから」 |
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「で何。こういうノートの中に描かれてる顔たちを引用して、私達の姿が生まれたってこと?」 |
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「一部どうしても思い浮かばなかったキャラクターのみ、こういうところから引用したりしたんだってさ。例えば、今ここにいる六人の中では絵梨果なんかがそうね」 |
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「わ、私?」 |
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「ま、なにはともあれ、こういう落書きが、今の若丸の絵を生み出すきっかけとなったと言っても過言ではないわね」 |
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「(あれ、よく見たらこの顔帳の中に、坂東さんらしき姿が)」 |
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「今回は結構深いところまで話したね」 |
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「最後の情報に至っては、本当に初耳だったしね」 |
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「さて、かなり長くなっちゃったから、今回はこれぐらいにしておく?」 |
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「そうだね。じゃあ今回はこれぐらいで。次回は『戸川淳子生トークライブ』で会いましょうね。バイバ〜イ」 |
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「なんじゃそりゃ」 |