オリバトキャラ座談会


第一回 参加者
名城雅史(男子16番)
柊靖治(男子19番)
杉山浩二(男子11番)
桜井稔(男子9番)
第二回 参加者
戸川淳子(女子12番)
椿美咲(女子11番)
石川直美(女子1番)
小野智里(女子3番)
新城忍(女子9番)
上原絵梨果(女子2番)
第三回 参加者
中井理枝(女子15番)
福本修(男子21番)
和田裕子(女子23番)
森文代(女子21番)
若松圭吾(男子23番)
剣崎大樹(男子7番)






2003年5月12日
第一回オリバトキャラ座談会



「はいどうも、名城雅史です」
「柊靖治です」
「杉山浩二です」
「桜井稔です」
「え〜と、なんだっけ。本日はこの場を借りて、俺たちオリバトキャラ座談会を開催したいとのことで、第一回目のゲストとして俺たちが呼ばれたって聞いたんだけど」
「そう。ここの作者って今まで自分のオリバトに関する話って、意外だけどあまりしたことなかったんだってさ。だから少しそういう話もしてみたかったらしいんだけど、本人が登場するのは恥ずかしいからって、代わりに俺たちになんとかして欲しいってことで……」
「正直言って、面倒くせぇ。だいたい、本編でもう死んじまってる俺らを出演さすなんて、ばちあたりもいいところじゃねぇの?
 それにこの企画を開催した時期が中途半端だ。こういうのって普通、連載開始と同時にやるとか、あるいは完結後に後書きみたいな感じでやるべきじゃねえの?
 それにこのページってこういう企画する所じゃないだろ?」
「浩二。そろそろそういう発言は控えたほうが……」
「で、今回は何について話すの?」
「第一回という事で、本当に最初の話から入っていこうと思う。作者若丸が、どうして今の形のオリバトを書き始めることとなったか、これについて」
「オリバトを書き始めたきっかけとなった理由なら知ってるぜ。たしか他のサイトのオリバト読んで、それに影響されたんだろ? ま、最もありがちなパターンだよな」
「そもそものきっかけはバトロワのCGIゲームサイトが発端らしいよ。そこのCGIゲームのキャラアイコンに興味を持った作者が、そのアイコンの製作者のサイト『読む前のBATTLEROYALE』に辿り着いた。
 そこのリンクから『ネオ・プロ』『草加中』等に行き着き、初めてオリバトってジャンルを知ったんだってさ。そして、そのままオリバトというジャンルに興味を抱いてしまって、ようやくストーリー製作を開始したと」
「なんでお前、そんなにも詳しいんだよ」
「大体どころか、それもう100パーセント正解だわ。なんか話すこと無くなっちゃったな」
「じゃ次。どうして今の形のオリバトになったか。その全体像について話し合う?」
「そうだな。本編に触れるのは今回控えるとして、それ以外にも一見して気になる点は多いしね」
「俺が気になるのは生徒名簿だな。全員分のイラスト描いて掲載だなんて、面倒くさいことこの上ないと思うぞ。なんせ俺らのクラス、46人ていう大人数だしな」
「そもそも作者若丸が生徒イラストを描こうと思ったのは、先に言った『ネオ・プロ』『草加中』とかが原因なんだってさ。それらのサイトって行って見れば分かると思うけど、名簿に全員分のイラストが掲載されてるだろ。作者が作品を読んでいる時、それらのおかげでものすごく読みやすかったんだってさ。だから自分もオリバトサイト作るなら、そういうのを欠かせたくないと思ったらしい」
「あと1ページ内に46人全ての生徒のイラストを表示させていることについてだけど、それも『ネオ・プロ』『草加中』の影響だってさ。
 生徒イラストを掲載させているサイトって、オリバトサイトの何パーセントかくらいは存在しているから、そんなに珍しいものではないけど、ほとんどのサイトが生徒ごとにページを分けて紹介してるだろ。作者自身はそういう一人一人ページを切り替えるよりも、いっぺんに表示された方が楽に感じて、今の形にしたんだって。もちろん画像一つ一つのサイズも最小限まで縮小させてね」
「言われてみりゃあ、一ページに生徒イラスト全員分が詰まってるサイトってのは少数派かもな。俺は先に挙げられた2サイト以外には、あと『オセロ堂』くらいしか思い浮かばねぇし」
『オセロ堂』の生徒イラストは上手いよね。作者が画面に向かってちょっと感動してたらしいから。『ネオ・プロ』のリアルな生徒絵のときも驚いて、このとき再び驚いて。なんかちょっと羞恥心まで感じたとか」
「まあ他のサイトの話はそれくらいということで。
 とにかくそれらのサイトに触発されて、今の生徒イラストを製作することを思い立ったんだってさ。」
「ま、文章力があればそんなの製作する必要も無いんだろうけどな。ぶっちゃけ、若丸はあまり本を読まない奴だったらしいし、だから文章力も秀逸だとは言いがたいし、せめて生徒イラストでも製作しておいて正解だったな」
「でもさー、46人もキャラデザインするのって大変だったんじゃない?」
「いや、作者の頭の中には、ある程度生徒46人のイメージが出来上がっていたらしいから、さほど苦労はなかったらしいよ。唯一、初めて使ったスキャナの扱いにはてこずったらしいけど」
「次にオープニングアニメについてだけど、あれって作ったの結構遅かったよな」
「そうだね。時期的には『地獄の中の少女編』が完結する間際に公開してたと思うよ」
「公開時期が遅くなった理由は簡単。最初の頃はまだ素材となる挿絵の数が足らなかったというのが一つ。もう一つは、あの頃ようやく、あれだけのアニメ製作の技術が身についたから。そんな理由で遅れたらしいよ」
「なるほどな。じゃあ、そもそもなんであんなオープニングを作ろうと思い立ったんだろうな」
「それも策略の一つだったんだって。初めてサイトに来訪してくださったお客さんに、なにかインパクトがある物を見せ付けて、ここに繋ぎとめる為だったんだってさ。どんなに頑張って作品を作ってても、読まれなければ意味がないからね。要は作品を読ませるための入り口として役立たせたかったという訳さ」
「う〜ん、姑息だけど、一応筋が通っていないでもない。意外と色々と計画してたんだな」
アニメーションバナーにしてもそう。数多く並んでいるバナーの群れの中で、一歩抜き出る為に、あの200×40ピクセルという小さな画像にも力を注ぎ込んだんだってさ」
「というわけで、今回色々と語ったけど、肝心な本編ストーリーにまつわる話とか、キャラ製作秘話とか、そういう期待してたのが語れなかったな」
「まあまあ、今回は第一回座談会だったわけだし、その辺は以後また行なわれた時に語れば良いんじゃない?」
「つっても、次回は俺ら以外のゲストを呼ぶらしいけどな」
「えっ!!」
「それじゃあ今回はこの辺りで終わろうか。じゃあなぁ〜」
「待て待て待てぇぇぇぇぇ!」


第一回オリバトキャラ座談会(終)






2003年6月1日
第二回オリバトキャラ座談会



「イエ〜イ! ピッコリーノ淳子こと戸川淳子15歳で〜す。好きな四文字熟語は『相思相愛』でどうかよろしくお願いしま〜す」
「やべ、開始早々コイツ逝っちまってるよ。いっそ殺す?」
「それはさすがにマズイから却下。無視して続けよう。石川直美です。」
「椿美咲です」
「新城忍です」
「上原絵梨果です」
「はぁぁ、憂鬱。小野智里です」
「さて、今回は第二回オリバトキャラ座談会ということで、私達女子主流派仲良しグループ六人組が、ここのオリバトについて語っていきたいと思いま〜す。
 さあ直美、今回のお題はなに?」
「今回は前回よりも一歩先に進んで、私達キャラクターが生まれた経緯等を中心に、オリバトキャラ考察編が主題だってさ」
「よく分かってるぅ! さすが私の相方。もぉ大好きだよぉ、キスしよキス!」
(迫る淳子を精一杯手で止めながら)
「よ、よしてよ淳子!」
「キモイよ淳子」
「相変わらずキツイね、智里」
「ねぇ、さっさと話題進めない? 話全然終わらないよ」
「そだね。じゃあ容姿とかの話題は後回しにして、とりあえずキャラクターの設定段階のこととかから話そうか。反対意見が無いならそれでいくよ。良い?」
「あいよ」
「じゃあ、あたしから知ってること話すね。
 まず登場する生徒の人数だけど、今作は登場生徒46人という、かなりの大人数になってるよね。なんでそうなったと思う?」
「さあ、なんで」
「バトルロワイアル原作は、登場する生徒の数は42人だったでしょ。で、若丸はオリバトを書くなら、原作以上の生徒数で戦わせたいと、ただ単純にそう思ったんだってさ。それで46人という大人数になったわけ」
「でも数が多いと設定を考えるだけでも大変なんじゃない?」
「それはそうでもなかったらしいよ。このサイト作るよりもかなり前から、ある程度構想は練ってたみたいだし。
 特に個性が強いキャラクターなんかは、尚更苦労することなく生み出せたんだってさ」
「個性が強いキャラって……例えば、淳子とか?」
「なんで私なのよ!」
「いや、淳子も入ってるよ。それに、携帯メール女、森文代とか、何時でも何処でも眠っちゃう男、福本修とか。その辺りは結構容易に生み出せたんだってさ。」
「個性が強いキャラって、後々動かしやすいし、ある意味重要キャラだよね」
「ああそうだ、忍、アンタも入ってるよ。考えてみな、格闘少女って実際はそこらにいるような人じゃないでしょ」
「うっ」
「やっぱりさ、男女を混合させて戦わせると、どうしても体力的な面で男子が優っちゃうじゃない。だから逆に、女子の中にも男子を超えるキャラが欲しかったんだって。そこでアンタを考え付いたんだってさ」
「じゃあさ、それとは逆に設定の薄いキャラクターたちは?」
「はっきり言うとただの数合わせ。とは言っても、そんなキャラクターはほとんどいなかったけどね。皆物語に何らかの影響は与えてくれてるし。あえて一名挙げるとしたら若松君ぐらいじゃない?」
「出てきた瞬間に、ブスッと刺されて、一言も喋らず死んだよね彼。可哀想に」
「主要キャラはどうやって組み立てていったの?」
「主要キャラかぁ。まず主人公名城君のグループ四人が生まれた理由についてだけど、それも原作との違いを出すためだったというのが正解かな。
 原作は七原と典子の恋愛面が主体として描かれているように感じた若丸は、それとは違ったもの、友情メインで書こうと思ったんだってさ。そこで、主人公と、その仲間達三人を生み出した」
「そんな裏話が…」
「ま、そういう風に、色々な考えが集結して、主人公グループ以外にも、剣崎君と忍の格闘ペアとか、ジェノサイダー達とかも生み出されていって、気がつけば46人というキャラクターの列が成立してたんだってさ」
「アンタ今説明が面倒くさくなってきたから、かなり説明ハショッたでしょ」
「だってぇ、46人全員分説明してたら、キリがないでしょ。だからもう今回はこのぐらいで良いんじゃない」
「あんまり説明が長くなっても眠くなってくるしね。次いこ、次」
「(こいつら……)」
「じゃあ、次はキャラクターデザインについてで良い?」
「待ってましたぁ! ここから先は私が数々の情報を握ってるわ!」
「それじゃあ聞こうかな。キャラクター46人のデザインって、結構大変だったんじゃない?」
「ううん、そうでもなかったみたい。先ほど話してたキャラクター設定考察の段階で、その容姿とかも大分頭の中に出来上がってたらしいし。
 それに……」
「それに?」
「ここから先は、このサイト上ではじめて話すことだけど、若丸にはある強力な武器があったのよ。この下を見て」
「なにこれ?」
顔帳
「なんだそりゃ?」
「昔、受験生だった頃の若丸は、机の上で勉強してたら、どうしても眠くなっちゃう癖があったのよ。だけど、こうやって何かの絵を描いてたら眠気が取れたんだって。だからそうして、勉強と絵描きを交互に繰り返してるうちに、ノートの中にはとんでもない量の人の顔が出来ちゃったってワケ。
 あ、もちろん人の顔ばっかり描いてた訳じゃないよ。顔帳は数ある落書きノートの内の一冊に過ぎないんだから」
「で何。こういうノートの中に描かれてる顔たちを引用して、私達の姿が生まれたってこと?」
「一部どうしても思い浮かばなかったキャラクターのみ、こういうところから引用したりしたんだってさ。例えば、今ここにいる六人の中では絵梨果なんかがそうね」
「わ、私?」
「ま、なにはともあれ、こういう落書きが、今の若丸の絵を生み出すきっかけとなったと言っても過言ではないわね」
「(あれ、よく見たらこの顔帳の中に、坂東さんらしき姿が)」
「今回は結構深いところまで話したね」
「最後の情報に至っては、本当に初耳だったしね」
「さて、かなり長くなっちゃったから、今回はこれぐらいにしておく?」
「そうだね。じゃあ今回はこれぐらいで。次回は『戸川淳子生トークライブ』で会いましょうね。バイバ〜イ」
「なんじゃそりゃ」
(注:戸川淳子生トークライブは行ないません)



第二回オリバトキャラ座談会(終)






2003年8月5日
第三回オリバトキャラ座談会



「それでは今回もオリバトキャラ座談会を開こうと思うんだけど、その前に一言良いかな?」
「どうぞ」
「あのさ、今回の座談会メンバーを見て、どう思う?」
「今回の座談会メンバーって、僕、福本修と、中井理枝さん、森文代さん、若松圭吾君、それに和田裕子さんだよね。それがどうしたの?」
「この企画、三回目にして既に、どうしてこうもビミョ〜なメンバーばかりが参加してるのよ! 私達よりも、もっと先に登場すべき人たちがいるはずでしょ!」
「自分で言ってて虚しくない?」
「うるさいわね!」
「そ、それそろ始めるよ。スペースなくなっちゃうし。自己紹介からでも……。
 じゃあ、とりあえず森さんからどうぞ」」
「シュンく〜ん♪」(←携帯操作中)
(←無視)「中井理枝、女子15番です!」
(←ビクゥッ!)「ふ、福本修、男子21番です」
「和田裕子、女子23番です」
「若松圭吾、男子23番でごわす
「……はぁっ?
「えっ? わ、若松君ってそんなキャラだっけ?」
「彼、本編では一言も話すことなく死んじゃったからね。だから何でもアリなんだよ」
「そーいう問題か!?」
「(話が進まないよ……)」





「このままじゃあ、あまりにもこの企画自体がヤバイから、一名助っ人を呼んで来たわ」
「で、それが俺かよ」
「あ、剣崎君」
「主要キャラ中の主要キャラの彼なら、この企画参加に値するでしょ」
「しかしまあ、スッゲー地味なメンバーが集まったな。なんか妙なオーラを感じるぞ」
「まあとにかく、今回は岐阜バトのシナリオそのものについて話し合おうと思うわ」
「それじゃあまず『序盤戦』についての話から始めようか」
「序盤戦を読んでまず思うことだけど、物語の始まり方には、特別変わったところは見られないわね。ごくごく平凡なオリバトって感じ」
「作者は普通のオリバトが書きたかったらしいからね。それに、当時はそれ以上のアイデアを考える力もなかったみたいだし」
「それと、話の展開が早い。たった一話で終了した章もいくつかあったくらいだし」
「それも作者の描写力が今よりも弱かったことに原因があるでしょうね。だから和田さんや若松君なんか、たった一話しか登場できなかったのよ」
「うぅ……、何か悲しいな」
「後に少しずつ執筆に慣れてきてからは、一つの章が徐々に長くなっていったけどな」
「まあ、序盤は流れがスピーディでも良いだろうし、結果オーライなんじゃない?」
「そういえばだが、執筆中に原案とは違う展開に、ストーリーを変更したりしたこともあったみたいだな」
「ああ、それもあったらしいわね。話は中盤戦にまで飛んでしまうけど、例えば、『子羊達の集い編』なんかでは、ストーリーの軸そのものを変えちゃうほどの変更があったからね」
「なんだ、その変更点って?」
「終盤で剣崎君たちのグループに入った、石川直美さん。実は彼女、21話製作中に一度死亡していたのよ」
「えぇぇぇぇぇぇぇっ! でも、石川さんって主要キャラでしょ?」
「最初の設定では違ったのよ。プロットでは、彼女は他の友人たちと共に、吉本さんに爆殺されてしまうヤラレキャラだったのよ。だけど、それだとあまりにもストーリーが薄っぺらいから、厚みを持たせるために、四人の中の一命を生存させようと考えた訳。そこで石川さんは偶然選ばれただけなのよ。結果的に、その変更は大成功だったけどね」
「おそらく、そういう変更が執筆中にいくつかあったってのも、一つの章がだんだんと長くなっていった原因なんだろうな」
「でしょうね。現在岐阜バトは132話にまで到達しているけど、作者は最初、50話くらいで終わるだろうと思っていたらしいから」
「それ以外に何か、ストーリーを盛り上げる為に工夫した演出とかあったのか?」
「そうね。例えば13話で殺された栗山さんの話に関しては、その前にちょっとした伏線を引いてたりしてたらしいけど」
「あ、奥村君の回にでしょ」
「そう。奥村君が林の中で潜んでいた時に、側を栗山さんが通ったけど、その手に銃が握られているのを見て、襲い掛かるのをやめたってところ。あの部分があることによって、読者に「栗山綾子は銃を持っている」という情報を与えておくことが出来るのよ。そして後にその銃がモデルガンであったという真相を知って、読者がほんのちょっとだけ驚く。そんな効果を狙ってたりしたらしいわ」
「他にも同じような工夫は見かけたな。終盤戦に登場した佐藤に関しても、56話で一瞬だけ登場してたりするからな」
「そ。そういう感じで、キャラを一瞬だけ登場させることによって、「コイツはこの後、何をしでかすのだろう」と読者に考えさせるのよ。若丸はじらすのが好きだったりするみたいだからね」
「ところで、福本君さっきから発言してないけどどうしたの?」
「(ZZZ……)」
「コイツ参加した意味無いじゃん」
「スペースも無くなってきたし、今回はこれでおしまいにしよう」
「若松君も、結局自己紹介しただけだったね」
「あのバカに至っては、もう問題外だしね」
「シュンく〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」
「(ホントに、剣崎君呼んでよかった。危うく座談会が成立しなくなるところだったわ……)」


第三回オリバトキャラ座談会(終)


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