さて、こうしてカラオケ店に入った一同ですが、まだお互いに慣れていないせいか、なんとなくソワソワ。特に遅れて到着したまやけんさんやTAKEさんなんかは、まだほとんど誰が誰なのか分かっていなかったらしく、自己紹介の時間が来ることを待ちわびていたようです。
ドリンクの注文等に妙に時間を使ってしまい、そしてまず何から始めるべきか、主催者のみかどさんも決め兼ねていた様子。桜城さんたちは到着しないし、ミバルさんは二人を待って渋谷駅前に待機中だし。そんなわけで、メンバーが足りない中で自己紹介を始めてしまって良いのかどうか、判断しづらかったようです。
すると、もたもたしているうちに、なんとミバルさんがお二人を引き連れて到着。桜城さんに三木さん。一卵性双生児とあって顔は全く同じようでしたが、髪型が違っていたので、どっちが誰なのかは覚えやすかったです。あと、以前写真で見たよりも、実際に会ってみたほうが綺麗な方々だった、というのが全員の正直な感想でしたね。
ちなみに当然のことかもしれませんが、お二人は仲良く隣同士の席に座られました。
さてさて、昼間参加組が全員揃ったところで、ようやく自己紹介開始。
みかどさんが鞄をゴソゴソしはじめ、取り出したのは特攻服とリーゼントのカツラ。
「こんにちは。今回担当教官を務めさせていただきますセロニアス時貞です」
なんといきなりプログラム担当教官に扮しての自己紹介が。どうやらずっとこれについての構想は練っていたらしく、全く恥じる様子も無くノリノリで場を仕切ってくださってました。
夜勤明けでクタクタだというのに、よくぞここまで頑張ってくれたものです。
担当教官としてのみかどさんの自己紹介が済んだ後、ついに参加者達の紹介が始まりました。
みかど「それでは、順番に皆さんの紹介をさせていただきます。出席番号一番、桜城聖耶!」
みかどさんの一人一人の紹介は恐ろしいほどに凄いものでした。各サイトの作品や管理人の紹介はとてつもなく細かくて、誰もがみかどさんの頭の中に詰め込まれたデータベースに度肝を抜かれていましたね。さらに、作品について語られすぎて顔を真っ赤にする方まで現れる始末。
で、みかどさんの説明が終わった後に、参加者達が自分自身の自己紹介を始めるのですが、中にはとんでもないことをキッパリと言ってのける方も……。
シグマ「一応読者として参加させていただいている者ですが、実はここにいる方々の作品は一つも読んだことはありません」
三木「自分はバトロワファンではありますが、はっきり言ってオリバトに興味は無いんです」
すげー。ここまではっきりと言われてしまうと、皆「コエー」とか言いながら笑うしか無かったですね。私も爆笑してましたよ。
私は名前の関係で、紹介は最後の方になってしまいました。他の方の紹介を見て空気には慣れていたつもりだったのですが、おなじみのみかどさんによるサイト紹介が始まってしまうと、もう頭を抱えてしゃがみ込むしかなかったです。まさか面と向かって作品やらサイトの紹介をされることが、ここまで恥ずかしいことなのだとは思っていなかった。
みかど「さて、これから皆さんには、ちょっとカラオケをしてもらいます」
一通りの自己紹介が済んだ後、みかどさんがまた何か言い出しました。
みかど「最初に誰かが歌い始めてから二十分後に、このカラオケボックスは禁止エリアとなります。また、三十分以上誰も歌わないなんて事があれば、その時は全員の首輪が爆発しますので、どうかご注意ください」
とまあそんなわけで、このままカラオケ大会が始まるのかと思っていたのですが、やはり初めて会った人ばかりが見ている中でトップバッターとして歌い始めれるような勇者はなかなか現れず、結局オリバトトークばかりしている間に、全員の首輪が爆発してしまう時間を迎えてしまったのでした。
「夜空さん、そろそろキューティハニーダンス踊ってよ」
誰かが言ったのを発端に、皆がだんだんと夜空さんを注目し始める。
「いやいやいや! そんなの無理ですよ!」
当然のごとく、夜空さんは皆の前で恥ずかしい踊りをするのを拒んでいましたが……、
「ハニーフラッシュ!」
結局皆の期待に応えて披露してくださいました。
最高です。夜空さん。
しかしせっかく夜空さんがカラオケ大会のムードを作り上げてくれたというのに、キューティーハニーがあまりに強烈すぎて、それに勝る歌なんて無いという理由から、逆に誰も歌い始められないという事態が発生。
結局カラオケ大会なんて称しておきながら、歌われた(踊った)のは夜空さんだけでした。しかもキューティーハニー一曲のみ。
オリバトトークとハニーフラッシュである程度盛り上がった後に、夕食会場となるザ・ロックアップ渋谷店に移動。
佐倉さんは受験生だからとか諸々の事情からここでお別れ。カラオケ内では私とかなり離れた席に座っていらしたので、接する機会はほとんど無かったというのが残念でした。
ザ・ロックアップは本当に変わったお店でした。薄暗くて、内装は魔界の牢獄といった感じ。店内にはBGMとしてメタルがかかっていました。
バロック「かかってる曲がメタルじゃなかったら、私怖くて死んでたかも」
ザ・ロックアップ渋谷店の一角。
テーブル二つに座席が十六、といった部屋に通された一同は、皆思い思いの場所に着席。示し合わせたわけではないですが、自然と男女が二つのテーブルに別れるといった形になっていました。
私は部屋の隅へと真っ先に移動し、隣にはisoyosiさん、正面にはまやけんさん、斜め前には夜空さん、といった感じに座る。ちなみに夜空さんの隣がシグマさん。isoyosiさんの隣がTAKEさん。みかどさんはシグマさんとTAKEさんに挟まれるようにテーブルの端に座ってました。女性陣は桜城&三木姉妹の隣にミバルさん。知美子さんのとなりにバロックさん。
参加者のほとんどが成人であったからか、みんなすぐに飲むわ飲むわ。私は正面に座るまやけんさんの飲酒スピードに圧倒されていたのですが、まさかこれを黙って見ていたことが、後の悲劇を招くことになるとは……。
女性陣営の中で一番凄かったのはミバルさん。会ってみる前までは、もっと大人しい感じの人かと思っていましたが、もう完全にイメージは反転。ビールはビンのまま一気に飲む。タバコはスパスパ。
なるほど、だから背が伸びなry
なかなか夕食会場に現れないジョニーさんの名を何気に口にしたとき、夜空さんが驚きのあまりジュースをひっくり返したのにはまた笑いました。ビビリすぎです、夜空さん。
そんな中、いきなり思いもしなかったゲストが登場。なんと知美子さんが桃歌乃野さんに突然電話し、皆が順番に話をするということに。突然のことに私は何を話せばよいのか分からず、グダグダのままその場を終えてしまいましたが、あの方が受話器に耳を当てたときのセリフは忘れようもありません。
まやけん「乃野ちゃんすごい萌え声だねぇ」
だめだまやけんさん、酒の飲みすぎで出来上がっちゃってる!
そして、他のイベントで手こずっていたジョニーさんが、青谷さんを連れてついに登場。予定時間を大幅に遅れた理由については、オフレポジョニーさん編を読むのが手っ取り早いかと思います。
ジョニーさんはともかく、青谷さんは私達の誰が誰だか分かっていないだろうということで、あえて自己紹介せず、彼自身に全員を当てさせることにしました。
おそらく間違いだらけだろう、なんて、大方がしてた予想を裏切り、青谷さんは全員正解しちゃいましたけどね。そんなに皆イメージどおりだったのでしょうか。
そうそう、ジョニーさんはBR1の制服姿で夕食会場に到着したのですが、それを見た夜空さんもいきなり持参した制服に着替え始めたんですよ。急いで二人のツーショットをカメラにおさめちゃいました。
また、持参したスケッチブックを持って、何か描いてほしいと頼み込み込んできたミバルさんに対して、桜城さんはOBR4の野木村華ちゃんの絵を描いてあげてました。桜城さんは下書きもなしにいきなりマジックで、しかもとんでもない早さで一枚描き上げてしまうので、皆驚きまくってましたね。なにはともあれ、リアルで桜城さんがお絵かきしているところを見れたのは感激でした。
自分もミバルさんに渡されたスケッチブックに白石幹久を描きましたが、クーピーで薄く輪郭の下書きはしなければならないし、ダメダメでした。
夕食会も終盤を迎え、そろそろ店を出ようかという時間になって、みかどさんが企画していたくじ引きが行われました。BRに何らかの形で関係するものが景品として与えられるということで、私は刃先が柄の中に引っ込むマジック用のナイフを頂きました。フライパンを手に入れたisoyosiさんから交換してほしいと頼まれたのですが、このとき素直に応じておけばよかったかもしれません。普通にフライパン欲しいので。
他には、ソーコムピストルのエアガンとか、フォークセット、ピコピコハンマー、などなど、いろんな物が景品として配られていました。
店を出た後は、皆いっしょに駅へと移動。酔いまくったまやけんさんはやたらと皆に絡んでくるのですが、私と夜空さんが一番被害を被っていましたね。間に入って肩を組んできたまやけんさんに驚いた私は夜空さんと目を合わせましたが、向こうもかなり困っていた様子でした。
で、後ろを振り返ってバロックさんに向かって「助けてくれビーム」を目から発射したのですが、困った顔をされただけで救ってはもらえず。
駅に到着すると、そこで桜城さんと三木さんとはお別れ。本当はまだ色々と話したかったですが、向こうは別に宿を用意してあるとの事で、残念ながらさよならするしかありませんでした。
一同は次に宿泊予定の日本橋・HOTEL吉兆へと移動。
今回のオフ用に借りていたお部屋は、シングル二部屋、和室二部屋、ダブルベッドルーム一部屋。シングル一つは前日から宿泊されていたジョニーさんのもので、和室は片方が女性陣のもの。男性陣は残る三つを使うということになっていました。
一日の行動で疲れたメンバー達は、順番にバスルームで身体の汗を流し、それからどこかの部屋に集まって話を続けることにしました。
部屋に入るなり三分で寝に入っていた酔っ払いのまやけんさんも、浴槽の中で溺死することなく、無事に出てこられました。よかったよかった。
ちなみに風呂から出てから青谷さんは「内村さんのモチベーション」と書かれた内PTシャツを着ておられたのですが、これがずっと気になっていました。内Pダイスキ人間なので。
全員が汗を流し終えてからは、一番広い男性陣用の和室に全員が集まり、楽しい夜間のトークショーが始まりました。
和室(男部屋)。チェックアウトする時に撮った写真なので、ちと散らかっている。
なんていうか、知りもしなかったとんでもない裏話などが次々と出現し、とにかく驚きまくりの一夜でした。深夜3〜5時のいつものチャットなんか比にならないくらいの……。
しかしそんな中でも睡魔に負けて部屋の隅でダウンしてしまう方が続出。夜空さん、TAKEさん、シグマさん、青谷さんあたりはもう堂々と布団の上に転がって寝息を立てていました。といっても、夜空さんや青谷さんは後々に起きてこられましたし、シグマさんも時々その時その時の状況をAPCに記録しておられましたが。TAKEさんはお疲れだったようで、ずっと寝ておられましたがね。
夜勤明けのみかどさんも明らかに顔は死んでいましたが、プライドなのか何なのか、結局皆の前で堂々と布団の上に転がりはしませんでしたね。疲れてるなら寝りゃあ良かったでしょうに。
ミバル「TAKEさんいいわー。襲いたいわー」
ミバルさん、どうやら身長百八十越えのTAKEさんが気に入ったらしく、顔も自分のタイプとの事で、寝姿を見ながら何度も何度も呟いていました。やっぱり身長低い方は高い方に憧ry
でも勇気が出なかったからか、ミバルさんはTAKEさんを襲ったりはしませんでしたけどね。残念。
酔っ払いながらも意外と眠りにつかなかったのがまやけんさん。何かと女性にちょっかい出そうとしておられましたが、バロックさんあたりに「うっさい!」と一蹴されてました。それで諦めるような人では無かったですけどね。
多くの男性が眠り始める中で、最年少の知美子さんはかなり頑張って起き続けていました。しかしかなり限界が近づいていたのか、表情はかなり疲れている様子。それでも眠らないように頑張っていた姿に萌えたとのことで、ジョニーさんが「連れて帰りてぇー」言ってました。誘拐ですか。
トークは朝の五時くらいまで続いていましたが、その頃には皆に限界が訪れていたようで、私もいつの間にかエアコンの真ん前という一番寒い場所で寝てしまっていました。
起床したのは朝九時ごろ。和室はどうしても十一時にはチェックアウトしなければならないとの事で、全員六階のダブルベッドルームに移動。
ダブルベッドルーム。
移動後も色々とオリバトトークで盛り上がりはしたのですが、シグマさんなど何人かの方々は睡眠不足で元気が無く、TAKEさんは二日酔いでゲッソリ、と、結構皆さんギリギリな状況だったように思います。
そんな中、誰かが持ち込んできたバトロワ同人誌がその場に現れて皆ビックリ。そのあまりに過激な内容に(エロイ意味で)、最年少の知美子さんや純粋無垢な私なんかはもう完全にノックアウト(冗談じゃなくてマジで)。あんな人前で堂々と読める方々は本当に凄いと思いましたよ。
色々と話を続けていたのですが、TAKEさん、まやけんさん、ジョニーさん、バロックさん、青谷さんは、別の用事があるとか帰りの飛行機に間に合わなくなるとか、そんな理由から途中で退場。
残り七人となったところで、私達は昼食をとるためにホテルを出ることにしました。
帰宅時のことを考えて、東京駅に移動しやすい新橋へと向かった一同。
みかどさんがホテルの鍵を間違えて持ってきてしまっていたのに気付いてUターンされましたが、それ以外には特に事件も無く地下鉄に乗り込めました。
新橋についてからは、レストランか喫茶店のような店を探してウロウロ。その際にエンタの神様の野外ライブ会場の隣を通ったので、「ああ、バロックさんとかいたら、たぶん立ち止まって騒ぐだろうな」なんて思いながら通過。七人の中にエンタの神様に興味のある人はいなかったようで。
盆休みで店が軒並みシャッターを下ろしている中、なんとか一件の喫茶店を発見。
お腹を空かせていた七人は、そこになだれ込むように入店しました。そこでもまた驚くべき話が連発。先に帰宅してしまった方々は、正直損したなーと思いますね、はい。
その間ジョニーさんは高速を車で走っていた最中だったのですが、どうやら渋滞につかまったらしく、ひっきりなしにメールが送られてきました。
すみません。私で暇つぶししないでください(汗
精算の際、知美子さんの残金が危ないことになっていたようですが、主催者さんが奢ってあげていたので一安心。さすが大人ですねぇ。
夜空さんの帰りの電車の時間が迫っているとの事で、新橋駅にてオフ会は正式に解散。ミバルさん、みかどさん、夜空さん、シグマさん、知美子さんとはここでお別れすることとなりました。
でも私のオフはまだこれでは終わりません。ここから先はほとんどの参加者さんたちも知らない話になります。
五人とお別れした後、帰りのバスが発車するまでまだまだ時間があった私は、isoyosiさんと共にお台場へ。そこで先にお別れした青谷さんと再び合流し、三人で色々と回って来ました。
お台場に仮説されていたJUMPランドとかを軽く見たあとに、フジテレビをグルグルまわって、そしてあそこに行き着きました。
数取団。
はい。メチャイケ数取団の特設会場前に行きました。フジテレビに来たことすら初めてでしたので少し興奮してしまい、テンション高めのまま見学していました。が、途中から見学しているだけでは物足りなくなってきて、痛い、とは分かっていたのですけど、参加希望者として手を挙げまくってしまいました。私だけではなく、青谷さんも。isoyosiさんは「もし選ばれたらカメラで撮っちゃるよ〜」と言うだけでしたが。
まあ、結局残念ながら、私達のグループは誰も参加できずじまいでしたけどね。
その後はフジテレビ局内をウロウロし、ザ・ジャッジの舞台を組み立てているところや、その他の特設会場を見学した後に東京駅にGO!
同い年の同性三人で最後に飲もうということで、東京駅前の魚民に入店。
実のところ、ここに入ってからが一番トーク盛り上がっていたかもしれません。残り三人しかいないからなのか、逆にオリバトトークに熱が篭っていたように思います。
ところで、魚民に何時までいるか、最初はあまり考えていなかったのですが、isoyosiさんと青谷さんは終電に間に合わなくてはならないので、午後十時過ぎまで飲もうということに。
私は自分の乗る予定のバスが十一時三十分発であると記憶していたので、それなら全然余裕だ、と、軽い気持ちで飲み続けていました。
そして親睦が深まった三人は、午後十時三十分ごろに東京駅八重洲口前で固く手を握り合った後にお別れ。これでついにオフ会が正式に終わってしまうと思うと、かなり残念でなりませんでした。
しかし、家に着くまでが遠足、とはよく言ったもので、まさに家に着くまで気を抜くことは全く許されませんでした。というのも、十一時三十分発だと思っていた夜行バスですが、本当は十時三十分で、私は発車時刻を一時間も間違えていたようなのです。
ええ、本当にギリギリ。危うく東京駅前で一夜を過ごさなければならないところでした。
セーフセーフ。
左)青谷さんの 右)ジョニーさんのオリバト本
さて、今回のオフで手に入れた物は上の二つ。青谷さんのオリバト本と、ジョニーさんのオリバト本です。ジョニーさんの本の出来は相変わらず見事といったところで、青谷さんのは、まさかコピーだけで作られたものだとは思えないような仕上がりでした。
こういうの見ていると、余計に自分も作品を紙に写したくなってしまう……。
とまあ、私のオフレポはここらで終了させていただきます。
今回皆さんと会えたことは、私にとって本当にプラスとなりました。良い人ばかりでしたし、楽しめましたし、また機会があれば是非ご一緒させていただきたいと思います。
それでは、今回は本当にありがとうございました。 |
オフの最中にスケッチブックに描かされた幹久と対を成すキャラということで桜。 |
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