|
関連出来事 |
大正四年 |
・兵庫県立竹倉学園創立。
|
昭和五十六年 |
・竹倉学園が男女共学になる。
|
数年前 |
・兵庫県立松乃中等学校が建設される。このとき、諸星建設会社が計画の末端を担っていた。
|
2002年 |
・ドラッグを使用していた山峰道夫教諭が、突然自ら油をかぶり、学校内で焼身自殺する。
兵庫県立中学校竹倉学園大火災発生。
・蓮木風花は倒壊した壁に挟まれ、全身の骨を砕かれる。全治四年の大怪我。
・木田聡の息子、隆之死去。
・山峰道夫教諭の息子、湯川利久は父の日記から、竹倉学園の火災にエンゼルというドラッグが関係していたと知る。
|
2005年4月 |
・千秋たちの学年が、兵庫県立松乃中等学校に入学。
|
2005年10月
(事件前) |
・松乃中学校の科学の教師であった北見泰昭が、交通事故で不慮の死を遂げる。
|
2005年10月
(火災発生) |
・北見泰昭が薬物の売人であったと知り、激昂した湯川利久は理科実験室に火を放つ。そうやって兵庫県立松乃中等学校大火災が発生した。全校生徒のうち七十名以上が何らかの形で命を落とすという、大惨事となる。
・火元から一番近い場所にあったはずの消火器が、事件当日には無くなっていた。
・松原雛乃がシンゴというクラスの男子を殺害。中沢彩音、福原千代、熊代フミの三人は、このとき偶然起こった学校火災を利用して、雛乃の殺人を隠蔽した。
・春日千秋、羽村真緒、相沢智香の三人が、親友の醍醐葉月を見殺しにしてしまう。
・火の手が迫る中、トイレの個室に閉じ込められたのをきっかけに、千場直人が閉所恐怖症になる。
・火災による恐怖で、氷室歩の精神がぶっ壊れる。
・崩れた校舎の下敷きとなり、左足を砕かれ身動きの取れなかった武田渉を、横田真知子が助け出した。
・大切に思っていたツバメの雛が炎に飲まれたショックにより、白石桜の頭髪は真っ白に染まってしまう。以来、精神を傷つけられるのを異常に恐れ、心を厚い壁の中に封印する。その結果、意志や感情といったものが表面上から失われてしまった。
・磐田猛、土屋怜二、比田圭吾の三人が、瓦礫の下敷きになっていた御影霞を命がけで救出。しかし、炎の中で気を失ったまま身を焼かれた御影霞はそんなことなど知らず、助けの手を差し伸べてくれなかった全ての者への復讐を誓う。
・顔に火傷を負うのを恐れるがあまり、坂本達郎は助けを求める声全てを無視して逃げた。
・消防署と学校を繋ぐ道路上で玉突き衝突事故が起こり、そのせいで消防車の到着が遅れた。
|
2005年10月
(事件後) |
・瓦礫の中に埋もれてしまった生徒の中で、安藤幸平のみ生存者として救出される。
・竹倉の火災から松乃の火災へと、人々の注目が移り変わる。竹倉の火災で亡くなった息子が人々の記憶から薄れていくように思えた木田は、松乃の被災者たちに理不尽な恨みを抱くようになる。
・醍醐葉月への償いとして、羽村真緒は『動物の医者になる』という夢を代わりに叶えると誓う。
・黒河龍輔が放火犯ではないかと囁かれるようになる。
・宮本正義は、助けを求める生徒達に手を差し伸べれなかったことを悔い、以来、自分よりも他人を思いやれるようになると心に決める。
・田村由唯の兄が消防士をやめる。
・連日行われる葬式に嫌気が差し、人の死にはもう関わりたくないと、寺の一人息子である杉田光輝は思うようになる。
・事件のことを思い出したく無いと、土屋怜二が右手の火傷の跡を隠すために手袋をはめるようになる。
・祖母との約束を断たれ、山崎和歌子は、いるかどうかも分からない放火犯への復讐心を燃え上がらせる。
・ストリートミュージシャン仲間だったオカダが火事で死に。里見亜澄は彼から授かったギターで代わりに演奏し続けると誓い、宝物となったそれを片時も手放さなくなる。
|
2005年11月頃 |
・建設計画のずさんさが発覚し、諸星建設までもが責任問題に問われる。
・被災者達が兵庫県立梅林中等学校へと通うようになる。
|
2005年12月25日 |
・事件の生還者であったマキという少女が、烏丸翠の裏切りに悲観し、自殺。
|
2006年中頃 |
・竹倉学園大火災で負傷していた蓮木風花が退院し、梅林中被災者特別クラスに編入してくる。
・松乃の火災で死んだ醍醐葉月の父親、田中一郎が梅林中を訪れる。その際に、元気よく明るく過ごす被災者特別クラスの面々を見て憤りを覚える。
|
2006年10月 |
・第一回慰霊碑訪問。
|
2007年3月 |
・事件当時二年生だった学年が中学を卒業し、梅林中に残された被災者は、風花を除いた四十四人だけとなる。
|
2007年10月 |
・醍醐一郎が御影霞が入院する病院へと出向き、プログラムの開催を告げる。その際に霞は、目つきが気に入らなかったという理由で、醍醐に対しても殺意を抱く。
・第二回慰霊碑訪問。
・梅林中三年六組がプログラムに選ばれる。
|